今回は明治時代の五箇条の御誓文を簡単説明していきます。

五箇条の御誓文は誰が言った?明治時代に明治天皇が言ったけど、その年齢14歳!
今回は五箇条の御誓文を簡単説明します。

明治時代が始まったのは1868年なのですが、五箇条の御誓文が出た年も1868年です。

五箇条の御誓文を簡単に説明すると、
明治政府の方針をみんなが従う形で作り、それを明治天皇が神に誓う形で発表されたのですが、
この発表した時の明治天皇の年齢はなんと14歳!!
ということで、明治天皇が作った御誓文、というわけではなかったんです。
五箇条の御誓文を作った、明治時代初頭の覚えたい政治家、大久保利通と木戸孝允。
五箇条の御誓文の時の明治天皇の年齢は14歳・・・。
ということで、明治天皇の周りには非常に優れた政治家が揃っていました。

明治時代初頭の覚えるべき政治家の名前でもあり、五箇条の御誓文を作った人物でもあるのが、大久保利通と木戸孝允です。
この2人たちが、鎖国もしていた江戸時代から、西洋諸国とも外交しなければならない明治時代に、どのような明治政府の方針が必要なのかを考えました。
五箇条の御誓文の内容をわかりやすく説明。議会を開いて、外国の技術も取り入れる。
こうして出来上がった五箇条の御誓文の内容がこちら。
五箇条の御誓文ということで5つあるのです。

五箇条の御誓文の内容。
①会議で意見を聞いて政治する。
この頃の西洋の国では、議会を開いて政治をすることが始まってたので、日本にも議会の制度を取り入れます。
②身分を問わずに国を収める。
五箇条の御誓文のもと、人民は天皇中心の国を作ることになりますが、身分の上下を問わずに国のために頑張ろう、という意味があります。
③全国民がこれを目標にしよう。
全国民がこの五箇条の御誓文を守ろう。という意味。
④悪い習慣はやめて、道徳に基づく行動をしよう。
これまでに悪い習慣をしていたらもうそれは辞めて、道徳に基づいたことをしよう。ということです。
⑤世界のことも学び、天皇中心に国を発展させる。
世界の議会制度、法制度、技術を学んで、天皇中心に日本の国を発展させよう。という意味です。
五箇条の御誓文をした理由とそのメリット。明治政府が始まるために必要なものだった。
五箇条の御誓文をどうして出したのか、明治政府にどういうメリットがあるのか、というと、

一つは、
まだ地方には大名がたくさんいるけど、天皇中心に国を作っていこうという意思表示。
この翌年から、大名をなくして、明治の役職に明治政府は就かせるのですが、まずは、大名よりも、天皇中心の国になるからね。ということをお知らせしました。
もうひとつは、
日本が外交をするようになったので、日本が外国に負けない国にするために、長い鎖国期間でしたが、外国の法制度や、技術を学んで、国を近代化(西洋化)させること。
これらが明治政府としてのメリットでした。
明治政府が始まるために必要なのが、五箇条の御誓文だったといえます。
中学生と小学生の歴史は、
が漫画で明治時代が解説されていて、おすすめです。
今回の内容をYouTubeで聞き流しするときはこちら。
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