発達障害の男女比。2歳から5歳の幼児は10対1の体感です。

療育
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今回はあくまでも保育士である私の経験としての、発達障害の男女比を書いていきます。

保育士の私の経験としての男女比なので、対象年齢は2歳から5歳です。

私の体感としては、男の子10に対して女の子1です。

圧倒的に男の子が多くて、かなりな数値を出してしまいましたが、現場の体感として、これが妥当と思っています。

発達障害の男女比。2歳から5歳に絞って言えば、私の経験上は10対1です。

児童発達支援で働く保育士のうたです。今回は、発達障害の男女比の話を、2歳から5歳の年齢の幼児として書いていきます。

この年齢に絞った統計データがあるわけではなく、あくまで私の経験の体感としては男の子10に対して女の子は1です。

かなり男の子が多いです。

この5歳以下の幼児に絞った時に、発達障害診断済の子どもの男女比をみてみると、私の経験としては、圧倒的に、かなり圧倒的に男の子が多いんですね。

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先天性疾患あり。などの合併症を足していくと、女の子の割合も増えていくけど、発達障害が合併しにくい。

先天性疾患がある、などの合併症のある子をここに追加すると、もう少し女の子が増えてくるんですけど、そもそも女の子で5歳以下で発達障害を診断される子は少ないということが私の経験上あります。

たしかに、遺伝子学的に考えても男の子の遺伝子は女の子の遺伝子よりも弱いというか、男の子は不安定な遺伝子配列ではあるんですけど、男の子の不安定な遺伝子が乗る染色体ってそもそも乗せる遺伝子も少ないので、どーしてこんなに男の子の発達障害が多いのかは私にも分からないんですけど(勉強不足ですよねぇ。)、男の子は多いですね。

男の子の発達特性が集団の中で目立ちやすいというところも影響しているかな。とも思えます。

男の子の発達遅延は遅咲きの子が多い。女の子の発達遅延はタイプを見てみる。

ところで、自閉症などの発達障害が診断される前に、まずは【発達遅延】になるケースは多いです。

ここからも私の体感上の話になってしまうのですが、

男の子の発達遅延は、4歳以降から伸びる遅咲きの子がかなりいます。

女の子の発達遅延は珍しいので、どこが遅延しているのか、模倣はできるか、言語理解はあるか、を、個人的には男の子より気にしながら見ています。ちょっとの機会ですぐ伸びたりする子もいるので。

ちなみに、発達遅延の子がいつから伸びるのかを予想することは出来ません。

私も心理士や作業療法士の先生方と仕事していますが、伸びる時期の予想はできないです。

それよりも、普段から関わりあって、環境適応などをしながら、能力を総合的に伸びる、その子を変えるのではなく環境設定でその子の特性に合わせることを模索するなどを目標にしています。

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女の子の発達障害は小学生から見つかることもあるので、男女比は徐々に近づいていく。

女の子の発達障害は小学生から見つかることもあります。

女の子は多動とか、目立ちやすい発達障害というよりは、

情緒的な、忘れ物が極端に多いなどの発達障害が見つかることがあります。

このように、これも私の体感の話になりますが、男女比は徐々に近ずきますが、結果的にも男の子のほうが多くなります。

発達障害は8人に1人程度。知的障害を含む発達障害は体感として100人に1人程度。

発達障害は8人に1人程度であると、2022年では統計的に言われています。

このことは、2019年頃から、私のように発達関係の仕事についている人や、知見のある人は知っているだろうと思います。

で、発達障害に知的障害が合わさる、知的障害を有する発達障害のこどもも居るのですが、知的障害を有するタイプは体感として子ども100人に1人程度です。

この知的障害を有するタイプの子の療育を早期に行い、

知的障害の無い発達障害の子の療育、グレーゾーンの子達の保育園などへの適応の補助や療育などが、この業界の仕事のようなところだと思っています。

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