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2歳の子どもが発達検査で視覚優位。視覚優位とは何かを説明します。

2歳2ヶ月
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保育士のうたです。先日、2歳の息子が受けた新版K式発達検査の結果、息子は発達障害薄めグレーの視覚優位ということが分かりました。

心理士さんからは、

かなりの視覚優位。

と言われています。

で、私も仕事が発達障害の療育の仕事をしているので、視覚優位の子には普通に対応してます。

今回はTwitterで、【視覚優位って何ですか?】という質問をもらったので、視覚優位の説明を保育士の立場なので詳しくはないですが書いていきます。

2歳の我が家の子どもが先日の新版K式発達検査の結果で視覚優位傾向を教えてもらいました。

2歳の我が家の息子、めちゃくちゃ偶然のラッキーで(キャンセル枠にたまたま入った)2歳2ヶ月で新版K式発達検査ができました。

結果はこちら。検査実施は2歳2ヶ月です。

  • 言語理解 1歳6ヶ月から1歳9ヶ月相応
  • 言葉(発語)2歳2ヶ月相応
  • 社会性 2歳0ヶ月から2歳3ヶ月相応
  • 運動などその他。2歳0ヶ月から2歳3ヶ月相応。
  • 総合的に薄めの発達グレー。視覚優位高め。
  • DQは教えてもらっていません。

で、この新版K式発達検査をしてくれた心理士さんに、息子はかなりの視覚優位傾向ということを教えてもらいました。

その理由は、

人の話をあんまり聞かないけど、模倣が得意なので、少し見せただけで同じ行動ができる。人に興味はあるけど、人の話はあんまり聞いていない。けど、映像や絵を見せれば出来る。

ということが理由だそうです。

私自身、息子が1歳半のときから、

うた
うた

息子はやや視覚優位傾向にあるなぁ。

と感じていました。けど、この時期に視覚優位の子はとても多いので気にしてなく、今回の心理士さんの話で、やっぱり息子は視覚優位の傾向がハッキリあるんだなぁ。と納得することができました。

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Twitterから【視覚優位とは何ですか?】の質問をもらったので、療育の仕事をする保育士の立場で答えてみます。

で、今回は、Twitterで、

視覚優位って何ですか?

という質問をもらったので、これに保育士の立場から答えていこうと思います。

心理士でもなく医者でもなく保育士なので、話半分くらいに聞いてください。

人は視覚優位・聴覚優位があるけど、どっちでも良いし、使い分けてても良い。

人は視覚優位と聴覚優位があります。

どっちでも良いし、使い分けても良いですし、人は聴覚からの記憶も視覚からの記憶もできてどっちが得意かってだけです。

なので、

自分はどちらかと言うと視覚優位で、画像からの情報のほうが扱いやすいなぁ。けど、人と会話して覚えることも出来るよ。

とか、

人の話から情報を得ることが得意だから、聴覚優位かな。けど、グラフとか地図ももちろん読めるよ。

とかこんな感じです。

情報処理方法がどっちかだけ。ってことは滅多にないです。

子どもはアニニズムがあったり発想力が大きく、視覚優位の子は割と多い。

子ども、特に1歳くらいの子どもは視覚優位の子どもが割と多いです。

アニミズム(物に心があるように見える)、パレイドリア現象(雲が象の形に見えたりする)が起きるので、見てる情報からの影響を大きく受けやすいんですよね。

私も小さい時に、

うた
うた

なんかあの雲、美味しそうな形してるー。

とか思ったことあるなぁ。

子どもの心は、見えるものからの刺激がキラキラと輝き、記憶に残りやすいものです。

大人の視覚優位は、例えば仕事の内容が、会話よりPDFのほうが分かりやすかったりする

大人の視覚優位は、たとえば、仕事の内容を覚えるときに隣の人から言われて覚えるよりも、

マニュアルPDFを渡されて見ながら覚えるほうが得意ってパターンですね。

家具の組み立ての工程表とかも得意です。

視覚優位だけど、人から話で情報を得る時は、話がもやーんとなってきて、なんだかあんまり理解出来なくなったりします。

人には色んな記憶方法がありますね。

ただ、会話してコミュニケーションをとって覚えるのは、アウトプットを利用したものなので、聴覚優位とは異なります。(有効な記憶方法ではある。)

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学生時代の視覚優位なら、先生の話を聞くよりも、教科書をそのまま丸暗記する子もいる。

学生時代の視覚優位なら、先生の話を聞くよりも、先生の話は馬耳東風であんまり聞いてなくて(聞いても抜けてく)

300p近い教科書をそのまま丸暗記する子がいますね。私もこのタイプ。教科書もピアノの楽譜もすぐに丸暗記です。

幼児の視覚優位なら、パズルや数字が好きになりやすく、会話が成立しにくい。

幼児の視覚優位の特徴は、見たものを再現することができること】や、【見たものを頭に覚えておけること(道を覚えるのが得意とか。)】【聞いても出来ないのに、見たらできる】こと。

うた
うた

この子、人の話を聞いてるんだろうか?

と思うくらいに聞いてくれないかんじがするときに、

して欲しいことを見せてみるとアッサリできちゃう。

このタイプは、パズル・ブロック・数字・簡単な計算が得意です。

ただ、子どもが視覚優位かを判断するのは、出来る出来ないがハッキリしてるほうが分かりやすいので(息子は言われても出来ず、見せたら出来る子)、指摘なしのことも多いはず。

視覚優位は頭の中も視覚優位傾向なので、全体把握できることが好き。

視覚優位傾向がある人は、頭の中も視覚優位のことがあります。

頭の中に図をイメージしながら情報整理するので、なにかを覚える時には全体把握を先にできると効率が良いです。

小出しに小出しに情報が伝えられると、【これはどんなときに必要なの?】と、頭の中の図に、その情報が入れこみにくいです。

子どもなら、正解の分かりやすい簡単な計算やパズルは得意だけど、長い絵本は好みません。

視覚優位の子も、社会性を持ちながら会話するようになるので、特性としては中和される

視覚優位の子も、保育園・幼稚園・小学校と進んでいくにつれ、周りの子に合わせて話す機会が増えますし、家族との会話のバリエーションも増えます。

社会性が育っていくと、視覚優位の子も聴覚もどんどん伸びていき、両方をうまく両立させるようになります。

視覚優位は賢くはない。が、特性を活かすことはできる。

視覚優位は賢いのか。と言われると、賢くはない。

記憶力の高さや、頭の中の計算能力が高い、美術センスが良いことは視覚優位によくあることですが

社会って、視覚優位だけじゃ生きていけないんですよね。

適度なコミュニケーション能力は必要なわけです。

けど、視覚優位で絵が好きなら、それを趣味にすることは出来ますし、活かし方はいくらでもあります。

私も、視覚優位で画像の丸暗記が得意なので、ピアノの楽譜の暗譜ができて保育士の仕事も助かってます。

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