保育士のうたです。今回は、保育園の給食を食べない1歳2歳のこどもという内容を、私の保育士としての仕事をしている経験として書いていきます。
(いつもは育児のことを割りと書いてるブログなんですけど、今回は私の保育士サイドの話です)
保育士として、給食を食べない1歳児、2歳児は結構あります。
保育士から経験で見て、
保育園の給食を食べない1歳2歳のこどもは結構多いです。
入園から2週間食べない
入園からおやつしか食べない
入園から1ヶ月、給食を食べない
こういったかんじで、食べない期間も、食べる量も、こどもそれぞれです。
家のご飯は食べないのに、保育園の給食は食べる。という子もいる一方で、給食を食べない1歳児2歳児は割といます。
3歳くらいになると、友達とのノリで食べれるようになる子も居るんですけど、
1歳2歳は、【食べないモード】になってしまうと、なかなか食べないんですよね。
保育士8年目の私も、食べない子は悩みの元だし、解決方法と断言できる方法は無い
私は保育士として8年目。前半は保育園で勤務していて、後半、現在は、障害児の療育通園施設(児童発達支援)で勤務しています。
で、保育士8年目なんですけど、
保育士8年目でも、食べない子にはいつも悩んでいます。
普通に悩みます。保育園勤務という忙しくて時間がなかなか無いなかでも、「ヤバい、今日もこの子、ぜんぜん食べてない・・・!」って普通に悩んで焦ります。
子供たち全員に使える解決方法とか、保育園だからできる魔法の食べる方法とか、そんなん無いんですよね。。
ただただ、「今日もあの子、食べなかったなぁ。」と反省して、
同じクラスの職員と、「今日も食べなかった。」 「今日は何口だった。」とか話す感じです。
50代くらいのベテラン保育士さんになると、
食べないけど、この子、とっても元気よー。
と普通にニコニコしてる先生もいるんです。
けどまぁ、私もまだ若いからかなぁ。
来週は食べてくれるかなー、っていうか、保護者さんにもマジで申し訳ないな。。。ってことを結構考えますね。
こどもの食の悩みは、保育士にとってもわりと延々と続く悩みだったりします。
とある子の食問題が解決したと思ったら、次年度にまたまた食べない問題勃発。。。ですよねー、みたいな。繰り返しです。
保育園では、ひと皿の量をあえて減らしたり、その子の近くで食べたり、対策してもなかなか難しい
私が勤務していた保育園での対応方法としては、
まず、前提として、保育士みんなが、【食べない子はやっぱりいる】ということは分かってました。
その上で、
- ひと皿に盛り付ける量をあえて減らす
- 他の子がヤキモチ焼かない程度に、その子の近くで食べるときをつくる
- 厳しいことは言わない
- 水分は摂らせる
- おやつは5種類くらい用意しておいて、間食は食べてもらえるように目指す
- 他の保育士に食べさせてもらう
- こども1人に保育士2人で褒めておだてる
などなど、いろんな方法を取りつつも、
でも、今日も食べなかったなぁ。
ということだったりしました。
けど、2週間とか、1ヶ月とか、時間はかかりつつも、みんなちょっとずーつ、食べてくれるようになります。
保育園の場合は、食べてくれるきっかけは時間的解決のことが多かった。
保育園の場合は、こどもが給食を食べてくれるようになるきっかけは、時間的解決になることが多かったです。
1歳2歳でも、2週間とか、1ヶ月とか経つと、なんか、
【食べなきゃ】って気分が出てきて、食べてくれるんだと思います。
そして、
3歳くらいになると給食を食べるようになる子が多いです。
たとえば、
外遊びするために、外遊びの前に食べる。とか、
保育士が、
さぁ〜てっ。先生は、お皿をピッカピカにするぞ〜。
と言って、米粒1つ残さずごはんをニコニコと食べて、それをこどもに見せてノリと勢いで真似させる方法もとれます。
あとは、保育園ならではの方法ですが、3歳児にときどき2歳児のお姉さんお兄さん役をしてもらいます。
そうすると、お兄さん、お姉さんとひての自立心が芽生えて、ご飯をちゃんと食べたり、手洗いがめちゃくちゃ上手になったりします。
というわけで、保育園では、時間が何とかしてくれることが多かったです。
療育現場では、1口ずつの食事にしたり工夫する時間があるけど、それでも結果は難しい
療育現場では、こどもの数に対する職員数が多いので、
1口分ずつをお皿に乗せて、「1口、頑張ってみよっか。❁」と言ったり、
スプーンを複数用意してみたり、まさに個別支援がしやすいです。
とはいえ、療育施設でも食べてくれない子は普通にいるので、
ほかの職員と、「今日もあんまり食べてくれなかった。」とか、「保護者さんに報告しよう。」とかの話をして、情報共有、相談することは保育園と変わりません。
療育の場合は、食べてくれるきっかけは偏食対応が多い
保育園の場合は食べてくれるきっかけは時間的きっかけが多かったんですが、
療育施設の場合は、偏食対応が食べてくれるきっかけになってることが多いです。
白いものが好きな子は、白いものを食べてもらう。
まぁ豆腐とか鶏肉とか、いろいろ白い食材もありますし。
けど、白いものしか食べないのは入学してから困るので(偏食対応してくれる環境ばかりでは生きていけないですから)、偏食にも、少しずつ、対応をしていきます。
保育園でも療育でも、環境が嫌いにならないようにしつつ、その子を見守っています
保育園でも、療育施設でも、共通しているのは、保育園や療育施設がその子が嫌いにならないように態度や環境設定を穏やかに整えることです。
多くのこどもは、怒られたり、嫌いになるほど、喉が萎縮して食べられません。
なので、基本は、穏やかな環境設定と態度です。
食べなくて落ち込むことも保育士として多いのが実情ですが、そこは基本として、しっかりと軸を置いて働いています。
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