保育士のうたです。今回は、保育士が習う乳幼児心理学でもかなり大切な共同注意について、育児の視点と心理学の視点の両方から見ていきます。
1歳半検診でも、共同注意はチェックされていたりしますね。
共同注意と三項関係の意味。具体例として、母とこどもと部屋の電気の関係性で。
保育士のうたです。今回は、保育士になるときの乳幼児心理学でもよく出てくるし、
育児をしていても1歳半検診のポイントになってくる共同注意についてを書いていきます。
共同注意とは何か?
2者が物を通して気持ちを通じ合わせていること。
1歳での具体例
こどもが、部屋の上のライトを見ながら、母親の服を引っ張って、ライトへの注意を促す。母親もそれに答える。
(1歳の子はまだあんまり喋れないけど、ようするに、子供が「これ何ー?」って母親に促している状態ですね✌️)
小学生くらいの具体例
卒業制作でみんなで気持ちを合わせて大きなものを作ったりする。(私も、小学生のときに体育館のタペストリーみたいなの作ったな💭)(これは共同注意のレベルアップした頃)
大人での具体例
旅行のガイドマップを2人で見ながら、「ここ行きたいねー。✨」っとか言ってる状態
共同注意のポイントは、2者が物を通したコミュニケーションをしていること。これを三項関係と言います。
で、我が家のこどもの1歳1ヶ月での共同注意のエピソードを今回は書いていきます。🙌
共同注意って、始まる年齢は0歳でも有り得ます🙌
ただ、0歳ってやっぱり喋らないし、指さし出来る子も少ないので、
これ共同注意だな
って気づけるのはなかなか難しいかもしれないですね。
共同注意は1歳1ヶ月でも出来てた。指さしはしないけど、目が合うことと、なんとなくの意思疎通ができる
我が家のこどもの1歳1ヶ月での具体例な共同注意のエピソードです。
テレビ見ながら、一緒に目を合わせて拍手する
テレビから曲が流れてくると、嬉しい気分になった息子は私の顔を見ながら拍手します。私もそれにつられて拍手。これも三項関係の共同注意ですね。
11時の地域の音楽に驚く。
お昼の11時になると市内に音楽が鳴るんですけど、息子はそれを聞くと、ビビってるわけじゃないんですけど私の近くに来ます。なので私も「音楽聞こえるねー。」、と対応。
どこで鳴ってるか分からないのに急に鳴ると、こどもはビビりますよね。
共同注意は物だけじゃなく、音も対象にできるので、これも三項関係が成り立っています。
月齢が進むと、共同注意のレベルも上がっていく。
こどもの成長には個人差あるんですけど、月齢が進んだり、成長がどんどんしていくと、共同注意のレベルも上がっていきます。
私のこどものパターンで言えば、
1歳4ヶ月で、息子が遠くのパンを指さしして、私に貰おうとしたり、【私、息子、パンで三項関係】
1歳5ヶ月で、一緒にお絵描きしてたら、息子から交互にペンを渡してくれたり【私、息子、ペンの三項関係】
1歳8ヶ月になると、息子とボールの投げ合いが出来たりですね。【私、息子、ボールの三項関係】
共同注意が大切な理由。人はものを通して人との関係を深められる。
共同注意が大切な理由ですが、人って、人と人の二項関係よりも、三項関係のほうが豊かに生活ができるんですよね。
夫婦だって、2人で喋ってるだけじゃ、ぶっちゃけネタが無くなる(え、そうですよね?)
けど、共通のゲームの話題を入れていけば(三項関係)もっと話せたりするわけです。
人は人と人との二項関係でも楽しいけど、三項関係になると深みが増すし、
人と生活していると実生活の多くは共同注意の三項関係で出来ていることに気づくはずです。
こどもたちは、これを、自ら会得しようとしているんですね。まじで凄い🙌🙌
で、育児各界では自閉症の子は共同注意が無いとか言われることもあるんですけど、
どうでしょう。私が仕事で療育として接している上で感じていることは、共同注意ができない子、無理な子、というより、共同注意が薄いなー。っていう体感ですね。最低限の身辺自立がある子はそれなりの共同注意があります。
ということで、今回は1歳1ヶ月の三項関係の共同注意を書きました。また何か書きますー。
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