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三項関係と二項関係を具体例をそえてわかりやすく説明。子どものコミュニケーションの土台

生後9ヶ月
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保育士のうたです。今回は、三項関係と二項関係を具体例をそえて分かりやすく説明していきます。

三項関係は子どものコミュニケーションの基礎。三項関係が適度に成り立ちながら、言葉も伸びてくる子が多いです。

子どもは生まれて最初は、ママと赤ちゃんとか、ミルクと赤ちゃんの二項関係が多い。

子どもは生まれたばかりの頃は精神的にもそんな成長してないですし、視力も弱いので、

ママが近づいてきたのでママを見る、【ママと僕】とか、

ミルクを飲んでいるので、【ミルクと僕】とか二項関係が中心です。

そもそも、発達心理学では、低月齢の時期は、快と不快程度の気持ちしかないとも言われています。(ブリッジズの情緒の分化)

なのでまぁ、二項関係からレベルアップした三項関係が出来なくても仕方ない。。

けど、オムツのうんちが不快だから、泣いてみるとか、赤ちゃんも、人間として必要な意思表現のツールは持ち合わせていたりしますね。

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ちょっとずつ、ミルクを飲みながらママを見たり、三項関係が出来てくる。

三項関係が成り立ってくるのは、生後半年から1歳が多いです。(個人差大きめ。)

1歳前くらいで、ミルクを飲んでる時に親の顔も見てニコニコしたり(私は保育士ですが、保育の場面でもありますね)、【親(人)・物(ミルク)・赤ちゃん】

絵本を親と子どもで見てるときに、子どもが親にページをめくってと目線でアピールしたり【親・絵本・赤ちゃん】

おもちゃを叩いたら、すごい音がして親のほうを見たり【子ども・おもちゃ・親】

徐々に三項関係が見えてくるようになります。

二項関係と三項関係の違い。誰と何を共感する?コミュニケーション

二項関係と三項関係の違いですが、

二項関係は、人と人、物と人のように、2つの関係性

三項関係は、人と人と人、人と人と物の3つの関係性です。

三項関係はコミュニケーションの土台です。

その理由は、例えば、授業中にディスカッションすることになったとき、人と人でディスカッションしながらも間には題目があります。

誰かと何かを共感する時、誰かと何かを話すとき、そこには三項関係が生まれていて、日常的な出来事です。

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1歳過ぎになると、親子でおもちゃを見ながら、子どもが親に微笑んだりする。

1歳すぎになると、三項関係はかなり日常的な出来事になります。

子どもがお花をつんで、母親に見せに来たり、【子ども・花・母親】

私は保育士ですが、保育園でも、1歳すぎになると、保育士が砂遊びに誘導すると、子ども達もニコニコ機嫌よくノッてくれやすくなります。(´‘▽‘`)【保育士・砂遊び・子ども】

1歳7ヶ月の三項関係の具体例。積み木が上手くつめたら、ママにアピール

1歳7ヶ月の三項関係の具体例をあげてみると、私の子どもは、

こんなかんじで、子どもが積み木が子どもの理想通りに積めると、私のほうをめちゃくちゃニコニコしながら見てくれるので、

うた
うた

すごいねー。

と言うと、

むすこ
むすこ

きゃー。

と言って喜びます。【⠀子ども・積み木・母】

テレビでしまじろうのダンスが始まると、お互いに一緒にテレビを見ながら踊ります。手を繋ぐ踊りのフリでは、子どもから手を繋いでくれます。【子ども・番組・母親】

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三項関係は徐々に意識してる場合じゃないくらいに日常的になる。三項関係が無いケースもある。

三項関係ですが、徐々に、三項関係とか意識できないくらいに日常的になってききます。

そして、保育士として、保護者の方が、

うちの子、三項関係が出来てない。出来ないんです。

と言われたときに注意する点は3つです。

三項関係が無い、三項関係が出来ないときは、三項関係の理解と、目線が合うことと、月齢をみる。

三項関係ができない子もいます。そういうときに保育士が注意したいのは3ポイントです。

保護者さんに質問されたときは、保護者さんの三項関係の理解度を見る。

保護者さんに、「子どもが三項関係が出来ない。」と言われたときは、保護者さんの三項関係の理解度を確認します。

三項関係が指さしなどによって成り立つと勘違いしてる可能性もあるからです。

月齢を見る

共同注意にも言えますが、共同注意が出来てくるのは生後10ヶ月くらいです。なので、0歳のうちは三項関係はあまり気にする必要はないと思います。

目線が合うかを見る

保護者さんが三項関係を知らないケースも多いです。だって、三項関係って専門用語なので。

けど、もし、三項関係という言葉を知らなくても、三項関係が1歳半でも出来なければ困り事が出てくるはずです。

例えば、【おもちゃばかりで、ママやパパを見てくれない】、【ひとり遊びが極端に多い】

これらは、研究質な性格というか、その子にとっての長所になる可能性もありますが、目に留めておくべきポイントでもあります。

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