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ゲゼルの成熟優位説を裏付けた階段のぼりの訓練を説明します。

保育の心理学
この記事は約2分で読めます。

今回はゲゼルの成熟優位説の裏付けとなる実験になった【階段登りの訓練】を説明していきます。

ゲゼルは1900年代のアメリカの人。遺伝論の立場をとる。

ゲゼルはアメリカです。

1880年~1961年。

この時代、環境論のワトソンもいましたね。

ワトソンは、子供の発達は生まれてからの環境によると言いましたが、

ゲゼルは、子供の発達は、遺伝と、身体の発達が影響すると言います。

うた
うた

遺伝も大切だし、生まれたばかりの赤ちゃんが未熟なように日々の身体の発達も重視したのがゲゼルです。

そして、ゲゼルは、

何かをするためには、そもそもの身体の内面の発達準備が到達するのを待つべき(レディネス)といい、

このように内面の発達を待つ事が大切と言ったのが、ゲゼルの成熟優位説なのですが、今回はこのゲゼルの成熟優位説の実験についてを書いていきます。


ゲゼルの階段のぼりの訓練。成熟優位説を裏付けた一卵性双生児の実験。

ゲゼルは、一卵性のふたごの赤ちゃんに階段をのぼらせる、という実験で成熟優位説を裏付けました。

どういう実験かと言うと、

一卵性のふたごの赤ちゃんを

・1人は階段登りを6週間練習

・1人は階段登りを2週間練習

という、階段を登る練習に、約1ヶ月も差をつけたわけですね。

うた
うた

1ヶ月の練習差は実験すごすぎるし、

そもそも危ないから現代では、わざわざハイハイの赤ちゃんに階段登りはさせない。。

まぁ、その実験をした結果なのですが、練習期間に差がついてたにも関わらず、

双方の赤ちゃんが階段を登れたのは生後52週付近だったんですね。

つまり、練習期間(環境)は関係なくて、内面の成熟により赤ちゃんは同じ時期に階段を登ったのです。

うた
うた

もちろん、現在の子どもの発達には遺伝も環境も、本人の努力なども複合的に影響するとなっていますが、今回はゲゼルについて書いてるので、とりあえず結論は遺伝論になります(*^^*)

ということで、

ゲゼルのこの階段登りの訓練は、成熟優位説を裏付けることになりました。

今回の内容、保育士試験では、保育の心理学で出題範囲になります(*^^*)


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