ピアジェの発達段階から、象徴的思考と直感的思考を説明します。

保育の心理学
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今回はピアジェの発達段階のうちの前操作期のぶぶんにあたる、象徴的思考と直感的思考についてを説明していきます。

前回にピアジェの感覚運動期と前操作期を説明したので、それはこちらでご覧下さい。

では、今回は象徴的思考と直感的思考を説明します。

ピアジェの前操作期には、象徴的思考と直感的思考がある。

ピアジェの発達段階のなかの前操作期には、象徴的思考と直感的思考があります。

象徴的思考が2歳から4歳ごろで、

直感的思考が4歳から7歳頃ですね。


で、今回はこの象徴的思考と直感的思考をそれぞれ説明していきます。(*^^*)

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象徴的思考ではイメージすることができる。直感的思考では見た目で判断しやすい。

象徴的思考ですが、これは【もののイメージを掴むことができる】ということです。

たとえば、アンパンマンの絵を描く時に、アンパンマンのぬいぐるみや絵本がない(つまり見本が無い)のに、頭のなかにイメージすることでアンパンマンを描くことができます。

こういうかんじで、2歳から4歳頃の象徴的思考ではイメージして、それを使ったりすることができます。

つぎに、直感的思考をみていきます。

直感的思考の時期は4歳から7歳なので、もうかなり話せるようになってるのですが、、

たとえば、

1つは細長いコップ

1つは横長のコップに、それぞれ200mlの同じ量ずつのジュースを入れたとします。

ちゃんと、同じ量を入れたことが伝わるようにいれてます。

だけど、この4歳から7歳の時期は見た目で判断しやすいので、たくさんジュースが飲みたくて細長いコップにたくさんのジュースが入ってると思います。

このように、見た目で判断しやすいことが直感的思考の特徴です。かなり喋れるようになる時期ですが、まだ数とかの理解はできてないんですね。

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前操作期の自己中心的思考や、前操作期の直感的思考は具体的操作期で解決される。

前操作期には、自己中心的な思考や、直感的思考での見た目での判断がありました。

このつぎのピアジェの発達段階である具体的操作期では、数、空間、時間の理解が出来てくるので、見た目の判断より数などで判断し、保存性の概念もうまれます。(容器が違っても、量は変わらないと分かる)

数などの客観的な指標を覚えることで、自己中心性も薄れていき、他の人の気持ちを考えたりすることもできるようになってきます。

ということで、次回は具体的操作期を扱っていきます(*^^*)

ピアジェは保育士試験の保育の心理学の科目で毎年でるので、どんどん勉強してききましょう。

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