保育士のうたです。今回は、1歳半、1歳6ヶ月で発語が無い子の割合と、1歳半検診の話を書いていきます。
後半は、保育園や療育での、子ども達への言葉の教え方(体の部位編)になっています。
1歳半で発語が無い子の割合は20人に1人
保育士のうたです。今回は1歳半、1歳6ヶ月で発語が1つも無い子の割合を書いていきます。
私は保育園での勤務経験もあり、いまでは障害児療育の仕事をしていますが、
国のデータから、1歳6ヶ月で発語が無い子の割合は20人に1人です。
たしかに、保育園で働いていたときの体感もそんなかんじだったように思います。
いまの発達障害の仕事の面から見ると、療育は早くて1歳後半から繋がることが出来ますが、療育に来る子も発語がある子も普通にいるので、数値的にはこうなるかな、という思いです。
国の乳幼児身体発育調査結果より、1歳6ヶ月の言語会得率94%
さっきの20人に1人と伝えたデータの根はこちら。
厚生労働省の乳幼児身体発育調査結果(平成22年度)です。
1歳6ヶ月から1歳7ヶ月で、発語が1つでもある子の割合は94%です。
このデータのURLはこちらで、だれでも見ることが出来ます。
乳幼児身体発育調査結果は、最初のほうのページは子どもの体重や身長の成長曲線になっているので、数ページ経ったところで、このような発達関係のページになります。
1歳半で話せないことが悪いことではなく、乳幼児検診の時期は大体の90パーセントタイルの位置に設定されている
さて、1歳半で94%も発語がある子がいる、と思うと焦る方も多いと思います。
けど、1歳半健診を始めとした乳幼児検診の時期は、子どもの健康面や、成長曲線が90パーセントタイルに位置しているところで設定させていることが多いです。
たとえば、生後4ヶ月健診。この時期は首座りが90%となります。(私の息子は引っかかって再検査へ。)
生後10ヶ月健診ではひとり座りが90%の位置にあります。(私の息子は引っかかり再検査へ)
そして、1歳半健診は、初語が90%、ひとり歩きが90%の時期にあたるんですね。
これまでの健診のなかで、もっとも再検査・再連絡の可能性の人が多いのが1歳半健診です。
言葉が理解出来ていても話せない子は居て、それらのフォローをするのが1歳半健診
ここからは私の仕事の分野でもある療育の話にも繋がってくるんですが、
言葉は理解出来ていても、話せない子はいます。
「パパは仕事だよ。」っていうと反応する子もいるし、「ちょうだい。」って言うとくれる子もいます。
言葉が理解出来ていて話せないのか、言葉の理解が出来ていなくて話せないのかを見るのは専門家で、そこをフォローするのは療育です。(保育士、診断は当たり前だけどできないので。💦)
で、このフォローをするべく設定されているのが1歳半健診ですね。
国のデータも使ってるので、いつもより硬い文章になりましたー💦💦。こういうデータを使うときは学生時代の授業気分になりますな😂😂
(あまり知られていない言語遅延の理由の1つに口腔構造異常もあります。口腔問題・喃語不良・ごはんの丸呑みで疑いますが、1歳代では見つけて貰えず、あまり例はありません。)
ここからはいつも通りの口調で。笑
今日のオマケ。療育や保育園での、0歳1歳への顔の部位の教え方
今日は硬い話をしたのでオマケを。。
療育や保育園で、0歳1歳の子ども達に目の位置や言葉をどうやって教えているかですね
この曲、知ってますか??
とんとんとんとんひげじいさん(手を顎に。)
とんとんとんとんとん こぶじいさん(手を頭に)
とんとんとんとん 天狗さん (手を鼻に)
とんとんとんとん メガネさん (手を目に)
キラキラキラキラ 手はお膝(手を膝に)
この曲のタイトルは【ひげじいさん】です。
次にこの曲
あたま、かた、膝ぽん(それぞれに手を置いて)
膝ぽん
膝ぽん
あたま かた 膝ぽん
目 鼻 口
この曲のタイトルは、【あたまかたひざぽん】です。
どちらもYouTubeとかにたくさん動画が出ているので、ぜひ見てみてください。
曲に乗せながら、子ども達の手を取って、子ども達に自分の体に触ってもらって、子ども達自身の体の部位の位置と言葉をリンクさせます。
もちろん数回で覚えられるわけは無いので、
今月のおうたは【ひげじいさん】です。
というかんじで、習慣つけしながら繰り返すんですね。
というわけでオマケでした💮またこんな話も書いていきますー🙌
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